WM:領主の館から2.3分走ると、コウダの屋敷に着いた。途中で合流した衛士たちが門番を拘束し、ハシュターとクーザーが門を開けて突入する。
セッツァー:御用だ。御用だ、御用だ。火付け盗賊改めの・・・
WM:はいはい、ストップ。で、突入すると、すぐそこには成金趣味の派手派手な大扉がある。ハシュターとクーザーが体当たりするが、鍵でもかかっているのか、開かない。
ミーファ:こわしちゃえ、こわしちゃえ〜。
ファルス:いや、こわしたらあかん。ここは・・・
セッツァー:こわそうや〜。どうせ悪人の家やん。
ミーファ:だれか、鍵を開けられる人はいませんの?
ファルス:う〜ん。<手練>1レベルしかないしな〜。
WM:挑戦してみるなら、AGI<手練>8だよ。
ファルス:(ころころ)駄目だ、失敗した。
セッツァー:じゃあ、裏口を探そう。
WM:ああ、この屋敷は敷地一杯に建てられていて、裏口が無いのだ。窓ならあるが。はい、ここでWMはコウダが逃げていないと伝えたかったわけです。おかげで、コウダの屋敷はなんとも奇妙な作りになってしまいました。合掌。
セッツァー:よし、窓を割って入ろう。そのほうが絵になる(笑)。ガッシャーン!
ファルス:一緒に入るぞ。
シルバード:(うなずく)
ミーファ:私は入りませんわ。
WM:シルバード、セッツァー、ファルスの三人が窓を割って押し入ると、そこにはっ!
一同:そこにはっ?
WM:四人の屈強そうな用心棒と、でっぷりと太ったコウダが待ち構えている! コウダは「お、お前たち、ワシを守れ!
守り切った者の報酬は思いのままだぞ!」と用心棒たちに叫ぶ!
その声に応えて、用心棒たちは剣を抜く。
セッツァー:下がりながら、「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」
シルバード:(冷たく)またか。
WM:とりあえず、第1セグメントのIN/DNロールをやろうか。最後の戦闘になるから、頑張ってくれ。
【第1セグメント】
セッツァー:(ころころ)・・・。←サイコロを振ったまま硬直
ファルス:セッツァー死にました。1振ってる(嬉しそう)。
WM:セッツァーは<防御>0レベルに修練度2点。さて、こちらは(ころころ)・・・コウダが絶対失敗でIN値3。
セッツァー:はっ、馬鹿め。普段の行いが悪いからだ。
WM:てことは、君の普段の行いも悪いってことだね、セッツァー君(笑)。コウダは「ワシを必ず守るんだぞ!」と叫んでいる。で、用心棒たちは全員が攻撃してくる。
ファルス:コウダめがけて投げ短剣。命中して(ころころ)・・・0点。
WM:短剣はコウダの肩口を掠め、コウダは傷口を押さえて悲鳴を上げる。
ファルス:あ、そうか。命中はしてるもんな。
シルバード:用心棒Aに攻撃。(ころころ)失敗。ああ、なんで失敗するねん。
セッツァー:≪気≫を練るぞ。・・・ところで、≪気≫を練るとどうなるのだ?
WM:(おのれは〜)攻撃を当てた時は練った≪気≫レベルだけダメージ+1/致命打撃値−1。攻撃を受けたら、相手に今の逆。だいたいこんなもんだよ。
セッツァー:ほほう、それは有効だな。
WM:ところで、ミーファは何もしないの?
ミーファ:私はまだ外にいます。あくまでも優雅に、女の子らしく(はぁと)。
WM:おひ・・・。ムサイ顔して、そういう言い方をしないでくれ。
ミーファ:警察さん(←ハシュターとクーザーのことらしい)が入るのなら、一緒に入りますけどぉ(尻上がり)。
セッツァー:(すかさず)戦いをしているのだから、もちろんハシュターとクーザーは中の騒動に気付いたよな?
WM:(ちっ)うん、気付いたよ。このセグメントの行動で、窓から入ってくる。あ、エ・クーはどうしてるんだ?
彼を放っておくかい?
ミーファ:(聞いてない)出来れば、窓から入るなんてはしたない真似はしたくないんですけどぉ(尻上がり)。
WM:・・・やめてくれってば、ミーファ。ああ、鳥肌が(笑)(エ・クーが逃げるチャンスだな)はいはい、わかりました。それでは、こちらの攻撃だ。(ころころ)すべて外れ(笑)。
【第2セグメント】
WM:あうう、最悪。出た目が順に3、1、3、1、1、。最高のIN値が6(泣き)。
シルバード:IN/DNに絶対失敗した用心棒Bに、致命打撃で8点。
セッツァー:同じく絶対失敗したDにLUC1消費して攻撃。(ころころ)おおっ、≪気≫を練っていたおかげだ。どちらのダイス目も5以上だ。3倍ダメージいっくぞ〜!
一同:おいおい、またかいっ!
セッツァー:(ごろごろ〜)え〜と、24の3倍だから・・・
WM:ええい、出さんでいいわいっ。操兵クラスのダメージに耐えられるかいな!
セッツァー:ワハハハハハハ、強いぞーーー!!←仁王立ち
一同:(引きつった笑いを浮かべる)
ファルス:用心棒Bに切り付ける。(ころころ)3点。はい、鎧で止まった(泣き)。
WM:ハシュターとクーザーは、中から扉にかかっていた閂を開けに行く。用心棒たちの攻撃〜。(ごろごろ)ファルスに2人、シルバードに1人。
ファルス:(乾いた笑い)はっはっは。みんな、さよならだ。
WM:ファルスのDN値は9か。(ころころ)完全成功で8点。普通に3点。
ファルス:うわ〜、9点通って重傷や。WM、CONロールやって。
WM:LUC1個使って2個振るんやね。(ころころ)成功。だけど、衝撃で朦朧としないかどうか、WILロールをやってくれ。難易度は9やね。
ファルス:LUC1使って(ころころ)成功!
WM:シルバードへの攻撃。(ころころ)ん、惜しくも外れ
ミーファ:私は、開いた扉から入ってきます。
【第3セグメント】
WM:(ごろごろ〜)げっ、また出目が悪い!なんでこんなんやねんっ!
セッツァー:WM、俺の前にはDがいたんだよな?
WM:ああ、さっきまではな(泣き)。今はもういないが。
セッツァー:ということは、守りにぽっかりと穴が空いているということだな。(しばし考えて)コウダを攻撃できないか?
WM:(げげ)できるね。コウダのDN値は3だ。
セッツァー:やっぱりLUCを1個使って、(ころころ)悲しいな、致命打撃じゃない。(ごろごろ〜)うわ、低い、低すぎる。18点だ。
WM:(一体どこが低いねん!)はあ〜、こいつのCON値は8なんよ。・・・昏睡や。
シルバード:(笑。ひたすらに笑)
WM:「うぎゃ〜!」と叫んで、コウダはばったりと倒れた。それを見た用心棒たちの士気チェッッッック!
(ごろごろ)・・・全員が絶対失敗(愕然)。
シルバード:(笑。さらに笑)
WM:残った用心棒A、B、Cは武器を捨てて降伏しました(笑)。
一同、大爆笑!!
セッツァー:な、なんて弱い。おお、そうだ。コウダを我が奇跡で治療してやろう。殺してしまうと寝覚めが悪いからな。
ファルス:誰が斬ったんだったかな〜(笑)。
セッツァー:いやぁ、重傷あたりで止めて置こうと思ったんだがな(笑)。さて、(ころころ)4点治したぞ。
WM:昏睡からは脱したな。これで命の危険は無くなったぞ。さて、ハシュターが「ご苦労だったな。後の始末は我々に任せてくれ。」と言ってきた。遅れて入ってきた衛士たちがコウダ一味を引っ捕らえている。確かに、もう君たちの出る幕ではないようだね。今回のシナリオはこれでおしまいでございます。皆様お疲れさまでした。
ファルス:よっしゃ、回復や回復。
ミーファ:経験点ちょうだ〜い。
WM:その前に、後日談をしておこう。君たちがコウダの屋敷を出てきた時には、暗殺者エ・クーの姿は影も形も無い(爆笑)。
ミーファ:あら、うるうるうる。
セッツァー:おや、俺の腰に縛り付けていたはずだが?
一同、大爆笑!!
WM:おいおいおい、それはありえないな。というわけで、キャンペーン第1回、「モルカンドの暗殺者」は以上でおしまいです。
シルバード:ああ、やっと終わった(笑)。
第1話・終