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バンダイ 1:72スケール プラスチックキット

ソードフィッシュII

「カウボーイビバップ」より
正面
後面

他のアングルからの写真はこちらです

はじめに

2000年9月の末にバンダイから「カウボーイビバップ」に登場する主人公機ソードフィッシュUが発売されました。
価格は2000円、スケールは72分の1でした。
組みやすくパーツの合いも良い、なかなか良いキットだと思います。しかし、細かい部分を見ると色々と不満点もあります。その分、改造を施し自分なりの差をつける事ができるので、初心者からヘビーユーザーまで楽しめるのではないかと思います。

気になった点

ひとまず、わたしが組んでみて気になって点を挙げさせてもらいます。

1:主翼副砲のディティールが甘い
>パーツの抜きの都合上どうしても副砲の造りが甘くなっています。この副砲は作中では主砲よりも活躍していたので気になる方も多いでしょう。

2:エンジンブロックが抜けていない
>同じく、エンジンブロックが金型の関係で筒になってなくて一つの塊となっています。

3 尾翼(下)のヒンジが大きい
>強度の問題で大きくせざるをえなくなっています。

4 着陸脚のカバーが中途半端
>着陸脚のカバーは本来二つに分かれるようになっているのですが、主翼側のカバーが省略されています。飛行法勢で下から見ると車輪が見えてしまいます。

以上が私の気になった点です。
時間と技術の都合上、副砲のディティールアップにとどめました。

製作

実際の製作について書かせていただきます。
今回は塗装の手際を良くするために、後はめ加工が出来る部品は後はめ加工できるようにしました。具体的には、エンジンカバーの尾翼部分とコックピットブロックですね。これ以外は無理そうでしたのでしていません。

ひとまず、説明書の通りに組み立てます。はめ込みピンを短く削って、接着剤で接着。その後に溶きパテを盛ってからヤスリがけを行うというオーソドックスな手順で行いました。このとき難点だった所が主翼と機首の部分で、一つのまとまりとして扱うため手間が非常にかかりました。また、着陸脚の部品の裏表が違ったり、流し込みの接着剤が主翼のヒンジに流れ込んでしまったりと色々な失敗があったりしました。

▼副砲のディティールアップ

副砲の部分に真鍮パイプ(内径0.8ミリ、外径0.9ミリ)を入れました。 

塗装に移る時点でパーツ分けは以下の通りでした。

・機首、主翼
・コックピットブロック上、下、コックピットカバー
・エンジンブロック
・エンジンカバー上、下、下部尾翼
・モノポットカバー(4枚)、座席、モノポット基部
・主砲

▼塗装

まずエンジンブロックなどの黒い部分を塗装しました。下地は銀を使いその上からクリアのブルー、レッド、イエローを混ぜ、青に近い黒にして全体へ吹きました。
次に、マスキングを行い必要の無い部分を塗ってしまうことが無いようにしてから赤い部分を塗装しました。赤い部分の下地は銀にシャインシルバーを混ぜたもので、やや厚吹きにし、その上からイタリアンレッドを薄く数回吹き付けました。
イタリアンレッドは最初はふちを塗るようにし、そのあと全体を塗るようにしました。
スミ入れは行っていません。

製作後記

サイクスの後(2000年10月)に手をつけたもののレポートに追われて完成したのは12月でした。それもあとは塗るだけの状態で約1ヶ月。机の上のコイツが「はやく完成させてくれ」と言っているようでした。
完成後を見ると、やはり着陸脚のカバーは欲しかったと思います。もう一つ作る場合にはそっちの改造もしたいです。


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