このキットは内部骨格がほぼ再現されており、ザクで気になった各部の可動がかなり改善されています。デザインの都合上股関節と足首の可動は制限されているのでケンプファーよりはポーズがつけにくいのですが、それでもいろいろなアクションポーズが取れるので楽しいです。3000円という値段も増加傾向にあるMGの値段として見れば安い方だと思います。
基本的に合わせ目を消す必要がある部分は肩アーマーのみで、それ以外は切り口を綺麗に成型すればOKでした。
改造ポイントとしてはガトリングが分離できるようにピンを短く切り取ったことと、シールドジョイントの部分をカットして上の部分も切り離せるようにした点です。
あとはディティールアップとして肩アーマーおよびシールドの穴にマイナスモールド貼りこみ、胸部にマイナスドライバーの焼印でモールドを追加したことです。
青の部分は両方とも成型色を生かして何も吹かない上からFGパールのブルーをクリア10mlに対して軽量スプーン8杯を溶いたもので吹き、その上につや有りクリアーでトップコート、コンパウンドでの磨きだしを行ないました。
装甲の黒い部分はつやありの黒、フレーム部はつやあり黒のうえからアイアンを、武装類は黒鉄色で塗装しました。また、ヒートソードの刃の部分はつやありの黒の上にブルーパールを吹きつけたものです。すべてミスターカラーを使用しました。
はじめはビットレーサーのマイクロビーを内蔵することでガトリングを回転させようと考えていましたが、思ったよりも内部スペースが狭く、仕込むことができませんでしたので今回は断念しました。いつか挑戦してみたいです。
パールの質感は実物を見るとわかるのですが、写真では判りにくいですね。撮影法についても考えてみます。しかし、パールの塗膜はメタルのそれよりも強いようなのでゾイドのようなよく動かす作品には向いているのかもしれません。