HOME模型グリフォン(アクアユニットタイプ)

バンダイ 1:35スケール プラスチックキット

TYPE-J9 グリフォン
−アクアユニットタイプ−

「機動警察パトレイバー」より
グリフォン グリフォン 背面

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キットについて

MGイングラムにMG GガンダムのABS間接及びゴムソールの技術を取り込んだという印象のキットで作り勝手の良いキットです。黒の表面のツヤが非常に良く、成型色のままでもかなり良い雰囲気に仕上がっています。しかし、せっかくのツヤのある成型なのにアンダーゲート処理をされていないので切り口が気になってしまうという欠点があります。また、鍵穴状のABSジョイントの接続も分解しにくいのでちょっと残念に感じました。
親指を立てた手首は遊び心があり結構お気に入りです。

製作

ギミック重視のイングラムとは反対にディスプレイ重視で塗装にこる方向性で製作しました。そして、「できる限り成型色を活かし、下地を塗らずに重ね塗りで仕上げる」という方向性としました。
本体の改造点は無く、すねと腕、アクアユニット、耳のつなぎ目を消し、表面のすじ彫りの一部を深くしたのみです。黒の成型色を活かし黒の下地塗装をしないと決めたのでパテは使用せず、接着剤によって溶かしたランナーを傷埋め用パテの代用として使用しました。

表面処理及び塗装

今回は黒の部分の塗装に凝ってみました。単純にツヤのある黒やメタリックな黒というのも面白くないので角度によって色が変わるようにしてみました。マジョーラの使用も考えたのですが、深影で使用した際に写真で色が判りにくく、また粒子が大きい(荒い)のでパールを使用するようにしました。
有彩色パールのパープルを使用し、半透明のブラックをコーティングすることによって反射する部分は紫、そうでない部分は深紫、影になる部分は黒となるようにしてみました。

▼表面処理
本体の黒い部分は成型色を活かし、リタッチ以外には黒を吹いていません。そのため表面をならすために600番のペーパーをかけた後、800番、1200番のペーパーをかけて、その後コンパウンドで磨きました。

▼パールコート
その後、パールパープルでコーティングしました。通常行なうよりも大めに吹き、紫色というよりも赤紫に近くなるほど吹きました。

▼クリアコート
パールの上に自作のクリアブラックをかなり濃く吹き付けました。クリアブラックはクリアのレッド・ブルー・イエローの混色にツヤ有りブラックを混ぜたものです。

>>メカ部
脚部間接等のメカ部にはニュートラルグレーにシルバーを少量混ぜたものを使用しました。そのためつや消しになっていてツヤのある本体と差をつけてみました。

>>マイナスモールド部
胸部をはじめとするマイナスモールド部はこすって銀SUNを使用しました。

>>オレンジの部分
アクアユニットをはじめとするオレンジ部は成型色を活かし、部分的にクリアブラックでコーティングしたのみです。


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