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バンダイ 1:100スケール プラスチックキット

AMX-004 キュベレイ

「機動戦士Zガンダム」より
キュベレイ

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製作のきっかけ

先日、ボークスから蛍光ホワイトという特殊塗料が発売されました。レッドミラージュの半透明装甲の再現を目的とした塗料なのですが面白そうでしたので購入しました。コレを試すのに向いているメカとして同じ永野デザインの白いメカということで(購入したものの作っていなかった)MGキュベレイを製作しました。
レッドミラージュの半透明装甲を再現できるのか興味がありましたので白色部は一色ではなく模様を入れてみることにしました。

改修点

胴体側の肩関節基部が後にそらせることがで出来ないようになっていた点が不満でしたので干渉する部分を削り落として後ろ側にそらすことができるようにしました。他には肩部バインダーのスラスターのモールドが不満でしたのでコトブキヤのディティールアップパーツを貼りました。
基本的にはこの2つのみであとはそのままです。

塗装

▼下地
黒とグランプリホワイトを混ぜたグレーを使用しました。パール塗装の場合、下地が黒に近いほど金属感が強くなり、白が強いと透明感が強くなるためです。(パールホワイトの場合、下地が黒が強いと銀に近く、白が強いと白っぽい発色になります。)そのため、場所によって混色の比率を変化させました。

▼白色部
はじめに黒に近いグレーで全体を塗装して模様をマスキングし、白に近いグレーで塗装しました。その後、マスキングをはがし軽くコンパウンドで磨きました。
次にパールホワイトでコーティングしました。(この段階でメタルの強い銀と白に近い銀です。)
さらに蛍光ホワイトでコーティングしました。蛍光ホワイトでコーティングしたところ、パールコート後よりも下地による発色の差が大きくなってしまったのでさらに軽くパールホワイトでコーティングしました。

▼紫部
紫色の部分は黒下地にパープルパールでコーティングしました。

▼ピンク部
ピンクの部分にはホワイト部に使用したよりも白に近いグレーを下地にし、その上にホワイトパールでコーティング、さらに自作クリアレッド(アカネに使用したもの)でコーティングしました。

▼青色部
黒に近いグレーの上からブルーパールでコーティングしました。

▼フレーム
黒にグリフォンに用いたクリアブラックを少量足したものを使用しました。

塗料レシピ

▼蛍光ホワイト
ボークスの蛍光ホワイトをスーパークリアー3ccに対してFGパールに付属の計量スプーンで山盛り2.3杯、ミスターレベリング液で約3倍に希釈したものを使用。

▼各種パール
FG、MGパールそれぞれ濃度2にて使用。

※使用している塗料は基本的にミスターカラー、希釈にはミスターレベリング液を使用

製作をふりかえって

白色部は強い光源で光のあたっている部分は白一色ですが、そうでない部分は模様が見えます。やはり、クリアパーツではないためレッドミラージュのような半透明装甲の再現とまでは行きませんでしたが、これはこれで面白いと思います。
パールと併用したためなのか、つや消しの銀とも白ともいえない微妙な色に仕上がりました。ターンAガンダムにおけるナノスキンの再現としてターンAガンダムやスモー(シルバー)に使用しても面白いかと思います。
あと、作業中は気付かなかったホコリや微妙なキズ等は完成後によく目立ちます。特に成型色が白の場合はキズやヤスリのかけ残しが判りにくいのでより気をつける必要があると感じました。


頭部

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