すねはグレーのフレームに白い装甲をかぶせるようにパーツ分割されているのでそのままでも色分けされています。しかし、ふくらはぎおよびすね前後の部分のパーツは左右2パーツをはめ込むというものですので、そのままでは塗装が非常に面倒です。そのため、すねの部分の装甲とふくらはぎの装甲の片方を外せるように切断しました。
方法はデザインナイフの先端で切る部分を何度もなぞるようにして切るというものなんですけど、かなり面倒です。単純にグレーのフレーム部で切断して装甲を上下ではさむようにした方が楽だということに片方の装甲を切断した後に気付きました。ただ、この方法では脚部の強度に不安があるのですが。
脚部は膝も足首も2重関節になっているのに対して上半身は肘も肩も関節は1つです。肘は約90度程度しか曲がりません。1/144なのでそれほど気にするものではないとは思うのですがMGを作りなれた人間としてはどうしても気に入らなかったので関節を追加して2重関節としました。
方法は肩のパーツのピン状になっているパーツの段差になっている部分から下を切断して、残った太い部分を3ミリの穴をあけてパイプ状にし、そこにコトブキヤから発売されているポリユニットのダブルジョイント(丸)を1重関節に組んだものをカバーのサイズにあわせてピンと幅を調整して仕込みました。そして、肘関節カバーも追加関節の部分を切りました。これによって本来の関節とあわせて2重関節となり強度が増しました。(写真参照)
また、肩の関節を追加しようとも思ったのですが胴体内部のスペースに余裕が無かったので今回は断念し、微妙に軸を後に傾かせて胸を張ったようにする程度にしました。
付属の手首は武器保持用の穴があいているものとビームサーベルを握ったものだけでしたので、飾るときに何も持っていないとおもちゃっぽさを強く感じます。そのため、手元にあったGUNDAM FIX FIGURATIONのウィングガンダムで使用していない握り手を使いました。軸のサイズがちょうど良かったのでそのまま使用できます。ナイフもキットに付属していないのでドラグナー武器セットのナイフを流用しました。
また、せっかくの飛行オプションですので空中に浮かんだ姿勢を再現するためにディスプレイスタンドを用意しました。MGジオングの腕用のスタンドがサイズ的にちょうど良いのでそのまま流用しました。接続は台の部分の一部を切り欠いてコの字型になるようにして、エールストライカーのエンジン部の隙間に差し込むようにしました。このスタンドは角度調節ができるので便利です。
すね以外に足首アーマー胸部と腹部の接続部のピンを切る事で塗装後にはめる事ができるようにしました。
お約束のディテールアップです。足首や肘のオプションジョイント、ライフルの銃口の下など合わせ目消しが面倒な部分のモールドをコトブキヤのプラユニットに取り替え、エールストライカーの翼や頭部アンテナをシャープにし、腰アーマーのエッジも立てました。あと、エールストライカーの胸部側のフィンモールドもデザインナイフで溝を掘り一枚一枚を別にしました。(これはやりすぎてパーツを貫通しちゃいましたが…。)
今回の工作においては、肘の二重関節化とスタンドの利用は簡単で効果も大きいのでお勧めです。
追加工作>>脛のパーツ分割&肘関節の二重化
工作結果>>