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ムラサメライガーBLOX

(月刊電撃ホビーマガジン 平成18年3月号掲載)


掲載の経緯

個人の趣味で作っていたものですが、ミクシイの日記で製作経過を載せていたところ電撃ホビーマガジンでライターをされている石田純さんに作例にしないかとのお話をもらい、持ち込みました。そのため、正確には「お仕事」ではないのですがこちらも途中経過の写真があるのでその流れを紹介します。ちなみに、完成後の写真や細かい製作レシピついてはカスタムゾイドコーナーを参照してください。

製作コンセプト

劇中のようなポーズをとれるアクションモデルのムラサメライガーが欲しくなったのですが、そもそもポップキットはサイズが大きく、保持力と置く場所で色々と難しい。そのころちょうど発売されたクイックキットはサイズ的にレオ系BLOXに近く、ニコイチすればムラサメのアクションモデルが出来ると思ったので製作してみました。

製作

1:仮組み

仮組み

私は図面を引いたりはしないで現物あわせで作り上げてゆくので、全体のバランスを見るために仮組みをします。ひとまずレオストライカーのボディを上下逆にしたものに、頭部・ブレード・アーマー・尾を付けてみました。頭部とアーマーは厚手の両面テープで固定しています。
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2:ボディアーマーの追加

アーマー加工

ボディ上面・下面・腰部のマーマーをキットから切り出して装着できるようにしました。ボディ下面のアーマーはそのままで問題なかったのですが、上面・腰部アーマーはブロックを入れるには幅が足りなかったので、間にプラ板(2.4ミリ)を2枚挟んで調節しました。
(この段階でブロックの位置変更が考えられたので、上面のアーマーには接続ピンはまだ付けず載せただけです)
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3:ブレードの製作

ブレード1_ブレード2_ブレード3

ムラサメの特徴であるブレードの製作です。ひとまずアーム基部をメリクリウスのディスクにピンをさした物にして、可動アームをガンプラから流用したものに。ブレード本体はもののふの忍者刀で角パイプにポリランナーで展開できるようにしました。
ギミックを整えたら基部のディティールアップと砲身を追加。ついでに肩アーマーに接続ピンを追加しました。(加工のため肩アーマーの塗装を落としています)
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4:頭部・関節の強化

頭部1_頭部2

頭部はほおのパーツが小さく思えたのでプラ板を張り込んで大型化し、あごを切り離して開閉できるようにしました。そのとき下のたてがみも切り取ったのでブロックに付けるタイプのたてがみを作りました。
また、脚部とボディの接続部が貧弱に思えたのでBジョイントで接続するようにしました。
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5:尻尾のペンタブル化・スタンド

完成間近

最後に尻尾をペンタブルにして長くすることでボディとのバランスをとり、アクションポーズのためにスタンドを組んでみました。
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6:塗装・完成

完成

塗装を行い、完成です。
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製作期間はおよそ一ヶ月半でした。このような組みあわせるタイプでは完成後のバランスを良くするために、こまめに組みあげてバランスを見たほうが良いと思われます。そのため、分解しやすいパーツ構成や製作順序を考え、ある程度はやり直しが出来るようにしながら製作すると良いと考えました。
BLOXはポップキットに比べ分解しやすく、また同じパーツが多いので隣に別パターンで組んだものを置いて比較しながら作業を進めると、いちいち分解する必要が無くて楽です。


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