ANPEL
(EZ-038:ELEPHANDER / ANKYLOSAURUS TYPE)
レッドホーンの後継機として、中長距離攻撃を主眼に開発されたゾイド。開発費を抑えるために既存のものを活かす方向で設計された。本体はエレファンダーをベースにし、機体高を低くしたものを使用した。追加装甲にはライガーゼロパンツァーの装甲を改修したものを、主砲は民間企業によって作られたものを使用することで徹底的に開発期間を短縮した。このようなことが可能になった背景としてはBLOXシステムの登場により共通規格や流用といった概念が浸透し、簡単な組換えによる新型機の開発が容易になったためである。
機体サイズはレッドホーンより小さく(低く)抑えながら攻撃力はアイアンコングとほぼ同等であるが、センサーの有効半径は装備された主砲の射程を下回るため、長距離砲撃においては電子戦ゾイドもしくは観測機とのデータリンクが必要となっている。
正式採用される事は無かったため生産数は少数であるが、破損したエレファンダーを改修したものもあったため正確な機体数は不明となっている。また、武装が共和国軍規格でもあるため共和国軍への支援物資として送られることや共和国軍との混成部隊で使用されることもあった。
武装:
主武装の一つは二門のバスターキャノンで、このクラスのゾイドの武装としては射程・威力ともにトップクラスである。また、もう一つの武装としては機体各部に装備されたミサイルランチャーであり、防御兵装としても使用される。実弾武装を重視した理由はEシールドに対しては光学兵装よりも運動エネルギーと質量による実弾のほうが有効であるとの観点、信頼性と整備性、輸送性からの判断である。
尾部はエレファンダーの鼻部をそのまま流用し、自在に動く先端を格闘用武装および対空砲などに利用している。(先端の換装も可能)また、器用なところを活かしクレーンなど作業機械の代用品としても利用されている。
操縦:
操縦は主操縦士、砲手、後方警戒及び対空手の3名からなり、レッドホーンからの機種変更は容易となっている。特にレッドホーン尾部先端に乗っていた後方警戒手からは好評である。
肩部Eシールド発生装置:
肩部にEシールド発生装置が追加されている。エレファンダーのものとほぼ同出力であるが機体前面の面積が減ったため防御力が若干向上している。また、複数の機体が横並びになり、同調する事でEシールドの壁を作ることが可能。
BLOXジョイント:
頚部、背面、キャノン砲基部はBLOXを用いたジョイントとなっている。そのため、他機種の武装の交換を行うことができる。また、ミサイルランチャーを含めユニット化が進んでいるため、ユニットごとの交換が可能で、補給を容易に行うことができる。
コンテストに向けて作った作品です。以前、アイロンコングさんのエレファンダーをベースにしたサイカニア型ゾイドを見た時に気に入った事と晴嵐改さんの鎧竜型ゾイド各種のイラストを拝見したことからおおまかな方向性を出し、締め切りとBLOX使用というルールからこのような形にしました。
本体はエレファンダーで前後逆にし、電池を逆にセットできるように電池ボックスを改修し、足を肘・膝の部分に足首を付ける事で全高を低くしました。頭部はボルドガルドのコックピットにフライシザースの頭部を貼り付けガンプラの流用パーツで横幅を出しました。首はBLOX2個にロードゲイルのコックピット、パンツァーユニットのミサイルランチャーで製作、甲羅の部分はパンツァーユニットとアサルトガトリングユニットのミサイルランチャー、アタックユニットのブースターから製作しました。
背面および腰上部に半分に切ったBLOXを付ける事でジョイントとし、背面にはパンツアーのミサイルランチャー、腰にはバスターイーグルのキャノンを取り付けました。ちゃんと電動で歩行し、尾を上下させます。
塗装は、下地をニュートラルグレー、白色部をホワイト、青色部をキャラクターブルー、メカをミッドナイトブルーで塗装しました。
「ゾイド」及び「ZOIDS」は、TOMYの登録商標です