HOME頂き物リプレイ小説「涜神の黒剣」目次1−8:暗殺者エ・クーとの死闘

8.暗殺者エ・クーとの死闘(のはずだった)

暗殺者エ・クーの予告を聞いたPCたちは、すったもんだのあげく、ようやく領主の館へと向かいました。

WM:はぁ、やっとここまで来たなぁ。夜明け前の白々とした空の下をしばらく走ると、領主の館に着いた。朝も早いので門は閉まっているが、ハシュターとクーザーが門番をたたき起こして開けさせた。
セッツァー:では、皆で中に入ろう。
WM:すると、よく手入れされた中庭があります。ここでミーファはSEN6でロール。
ミーファ:(ころころ)成功。
WM:ミーファは気付く。エ・クーという単語が聖刻語で「復讐の月」という意味を持っていることに。
セッツァー:ほほう。
WM:とりあえず、見える範囲にエ・クーの姿はない。
セッツァー:それでは館の中に入っていこう。
ファルス:その前に、玄関に罠が無いか調べておく。
WM:(誰が玄関に罠なんか仕掛けんねん)SEN≪捜索≫≪罠≫9をやってみて。
セッツァー:ハシュターに言ってやろう。「こんなところにおっては領主は守れんぞ」
ファルス:だから、ちょっと待てっちゅうに。罠が無いかどうか調べてるんや。(ころころ)おう、ちょうど成功。
WM:まあ、罠などがあるはずがないね。
ファルス:なんや、無いんか(残念そう)。
WM:さて、玄関の扉を開けて入っていくと、領主のバーグ・モルカンドが降りてくる。口髭生やしたないすみどるですな。「どうしたのかね、ハシュター。朝早くから?」 で、クーザーとハシュターが事の顛末を話している。
セッツァー:「バーグとやら。エ・クーという名前に覚えはないか?」
WM:いや、ないそうだ。
シルバード:(ボソリ)エ・クーで思い出すと言えば、卵ぐらいかな。
ミーファ:(すかさず)それはエッグ。
ファルス:はァ〜。
セッツァー:しんどいぞ。
ミーファ:面白くないから却下。
シルバード:(泣き)
セッツァー:じゃあ、なるべくバーグから目を離さないでおこう。
ファルス:なんか知らんけど、セッツァーが急に仕切り始めてるな。
セッツァー:いや、私は自分の使命を果たしているだけだ(笑)。ところで、バーグはどんな男なんだ?
WM:外見は温厚そうだナ。口髭には所々白いものが混じっている。
ファルス:あかんな。見るからに怪しい(笑)。
シルバード:怪しいか〜?
WM:さて、そうこうしていると、君たちの入ってきた扉が蹴り開けられる! そして、そこに立っているのは黒覆面の暗殺者エ・クー。
セッツァー:ほう、正面から来るとはな。まず偽者だな。
ファルス:俺たちより遅れて来たな。遅刻やぞ(笑)。
WM:見たところ、シルバードに斬られた傷は塞がっておりますな。
ファルス:なんで?
WM:さあね(練法で一時的に塞いでいるだけさ)。暗殺者は、一呼吸の間だけ立ち止まるが、次の瞬間には電光石火の如く突っ込んでくる。
セッツァー:偽者と見た。上空(←?)に注意するぞ。
WM:屋内でどうやって上空に注意すんねん。さあ、IN/DNロールしてくれ。あ、エ・クーとの距離は今のところ5メートルな。ちなみにクーザーとハシュターはバーグを守っているので戦闘に参加できない。

【第1セグメント】

ミーファ:(ころころ)はい、≪誘眠≫結印成功。
セッツァー:突撃。と・つ・げ・き♪ エ・クーのDN値が15か。サイコロで22を出せばいいのだな。(しばし考えて)LUCを5個消費するぞ。
WM:・・・う〜ん、アンチLUCを3個消費する。
セッツァー:おのれ〜、卑怯だ〜。(ころころ)当たらんわいっ。
WM:ふう、良かった良かった。
ファルス:俺のBN基本値が6だからサイコロで9以上か。LUC1使って(ころころ)ふ〜、当たらん。
WM:なんと、エ・クーは結印を始める! (ころころ)成功。このセグメントの最後に術が発動するぞ。
セッツァー:大体そんなことだろうと思っておったわ。
シルバード:防御しているから行動なし。
WM:では、エ・クーの術の解決だね。「≪呪装矢≫!」エ・クーのかざした掌に漆黒の光の矢が生まれ、ミーファを目指して飛んでくる! WIL12で抵抗してくれ。
ミーファ:(ころころ)成功しましたぁ。
WM:ち、成功するかぁ。漆黒の光の矢はミーファに命中したが、何の効果も無く消え去った。さあ、第2セグメントだ。

【第2セグメント】

セッツァー:スカった斧槍を横に薙ぎ払う。エ・クーのDN値が10だから、12以上の目を出せばいいのか。LUC1使って・・・・(WMの様子をうかがう)
WM:・・・いいや、消さない。
セッツァー:よ〜し、当てるぞ〜。(ころころ)・・・外れた。
ミーファ:(ころころ)はい、結印成功。このセグメントの最後に発動します。
シルバード:完全成功! ダメージは4点。
ファルス:投げ短剣を投げる〜。(ころころ)当たった〜、(ころころ)0点(爆笑)。
WM:結印中だから暴発は(ころころ)・・・しない。あ、ミーファにも判定させなあかんのに忘れてた。(ころころ)結印成功。次のセグメントに発動。
ミーファ:ラッキー♪ そして≪誘眠≫が発動〜。効果範囲が半径1リートだから、大抵の人は巻き込んでま〜す(ぉぃ)。
WM:じゃあ、エ・クーからWILロールしようか。こんなんLUC使うまでもない。1以外で成功・・・(ころころ)って絶対失敗ーーーー!!
一同:やった〜〜〜!!
WM:君らのWILロールはもういいよ(大泣き)。
セッツァー:WM、眠っている人間はアンチLUCを使えるのか?
WM:使えないと思うけど・・・もしかして、殺すの?
セッツァー:もちろん!
ファルス:おいおい、思いっきり頷いてるで(笑)。
シルバード:誰に雇われたかとか白状させなあかんのんちゃう?
セッツァー:あ、そうか! じゃあ、ぐいぐい縄で縛り上げて・・・
ミーファ:身体を漁って聖刻石を奪う。うふふふふ。
ファルス:俺も武器を貰っておく。
WM:おいおい、君らは追いはぎかいな(笑)。

さあ、一体どんな事実がエ・クーの口から語られるのかっ!?
次回、「モルカンドの暗殺者」第9節「驚愕の真実(のはずだった)」に乞うご期待っ!

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