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シルフィード

XRZ-030RG SILPHEED
(RZ-030:GUN SNIPER)


次世代ワールドホビーフェア ゾイド改造コンテスト「グランプリ」受賞作品(一般ゼンマイの部)
-- 2001年6月23日/幕張メッセ --

※ 受賞したのは、ポリキャップ換装などの小改修を加えた「シルフィード改」です。


製作編 / 画像ライブラリ / オリジナル小説

機体解説

ガンスナイパーをベースとしたレース仕様ゾイド。脚部に装着されたローラースキッドを展開することで高速走行形態に変形し、オンロード限定ならば通常の脚式歩行ゾイドを上回る速度と安定性を発揮することができる。
全身に装備された高出力のスラスターと強靭な骨格によって民間の小型ゾイドでありながら軍用の中型戦闘ゾイドに匹敵する能力を有する。それもそのはずで、この機体は軍の製作した実験機であり、あまりの能力の特異性に対応するパイロットがいないための苦肉の策としてレーシングチームに貸与されたものである。

コアおよび素体について

某所より発掘されたゾイドコアを培養したものを素体としている。このゾイドコアは通常のコアよりも高出力であり、物理特性などが著しく異なっている。そのため正確に言うならばガンスナイパーに酷似した全くの別種であるということもできる。
この素体の大きな特長として通常のガンスナイパーよりも大型化した脚部があげられる。また、このコアは本来備えている四肢のほかに追加の付属肢を備えていた。他の特長としては自我が強いことと外部追加装備への高い順応性などがあり、この能力のため軍での使用見送られた。
これらの点を踏まえると帝国において培養されたレブラプターに酷似した謎のゾイドと何らかの関係があることが推察される。

装備について

・ローラースキッド

脚部側面に装備されているユニットで、ジョイント部とローラーユニットからなる。
高速走行形態時に使用し、平坦な地面特に舗装路面での走行に使用する。ローラーに超伝導モーターが内蔵されている。

・可変式サイドバインダー

胴部側面に装備されているユニットで、空力特性を上げるカウル及びエアブレーキであるが、後部及び側面に装備されたエアスラスターによって急激な方向変換や急制動、加速等に使用される。

・Eソードデバイス

サイドバインダー前面にはビーム発振機及びEシールドが内蔵されている。ビーム砲として使用することができ、収束することによって白兵戦武器(Eソード)としての使用もする。
Eソードは左右同時に使用可能で、オフロードレースなどで障害物を排除するために使用するが、対ゾイド戦でも使用可能。
胴との接続部には折りたたみ式のアームによってなされているため自在に可動し、展開したときのリーチは非常に長く、レブラプターなどの同クラスの小型ゾイドと戦闘する際に非常に有利となる。

・背部バインダー

機体背面に装備されたバインダーでサイドバインダーと同様に空力特性を変化させる。またオプションラッチが装備されており、ここにロングキャノン(後述)を装備することが可能。

・尾部スラスター

尾部の根元に大型のスラスターが内蔵されており、これだけで通常のガンスナイパーのスラスターを上回る出力をもつ。側面に装備されている部品はバランサー及び放熱機で、尾部本体はプロペラントタンク及びバランサーで構成されている。待機時にはスラスターを収納する。

・ロングキャノン

背面に装備することが可能な大型砲。通常のガンスナイパーに装備されているスナイパーライフルをはるかに越える破壊力と射程を誇る。その破壊力は砲撃ゾイドに匹敵するがこれを装備するいことによって運動性能が低下するため使用する機会は少ない。
この機体が軍用であった名残とも言えるもので、レースで使用することはまずない。

レーサーについて

レーサーは和泉涼子クリスティーヌ。公式・非公式問わずにレース共に参加している。
生粋の走り屋である彼女は「風になる」ことにこだわりをもち、いかなる状態であるとも走り抜けるために全てを尽くす。たとえ、悪質な妨害にあったとしても障害を文字通り「切り」開く。
表では「紅の疾風」の二つ名でよばれ、妨害者からは「紅き凶風」の名で恐れられ、彼女の走った後には一本の道ができている。
レーサーイラスト(画:晴嵐改)

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