HOMEカスタムゾイド塗装講座23:マジョーラ塗装編

塗装講座2 マジョーラ塗装編

マジョーラについて

マジョーラとは偏光塗料の一種で角度によって見える色が変わるという特性をもっています。値段は高くグンゼ産業から発売されているミスターカラーのものは1ビン(18ml)1000円〜2000円となっています。
今回はコスモコレクションのアンドロメダ(メタルパープル<->メタルグリーン)を使用してみました。

マジョーラ

塗装の手順

下地>>
コスモコレクションは黒下地が前提となっているためツヤ有りの黒で塗装します。マジョーラは粒子が粗いため後述のパールほどは下地の平滑さを気にする必要はありません。しかし、平滑であるほうが綺麗に仕上がります。
注意:ミスターカラーのアルプスコレクションは白下地が前提となっているため白の下地を用います。

マジョーラ黒下地

マジョーラでコート>>
下地が終りましたらマジョーラで塗装します。
基本的に原液1に薄め液1の割合で混合したものをエアブラシで吹くわけですが、通常の塗料を吹くよりもエア圧を高めにしてニードルを開くようにします。これは、マジョーラの場合、通常の塗料よりも粒子が大きいためです。具体的な数字は書くことができませんので使用される場合は、はじめはジャンクパーツなどで試してみて感覚を掴むと良いかと思います。
溝やエッジの部分に吹き付け、それが終ったら全体に吹きつけるようにします。金属光沢が出るまで吹きつけますが、一度に大量に吹きつけようとするのではなく複数回に分けるほうが良いでしょう(今回はエッジは1回、全体吹き付けは2回行ないました)。

マジョーラ塗装後

クリアでコート>>
マジョーラカラーは粒子が粗いためそのままではつや消しになってしまい、光沢がありません。また、下地の黒が強くてメタリックな色味が出ません。そのためクリアカラーでコーティングすることで表面にツヤを与えメタリックな色味を出します。
今回はクリア(光沢)を3倍に薄めたものをエアブラシで吹きつけてみました。缶スプレーでも代用できますが、複雑な面構成のパーツの場合、缶スプレーだと均一に塗ることができません。そのため使用する対象によって選択すると良いでしょう。

マジョーラクリアコート後

以上でマジョーラの塗装は完了です。

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